男木島灯台サマポケ祭り(vol.2)に参加中、しかし、少しだけ男木島を抜け出しております....
鬼ヶ島、もとい女木島へ到着、鴎ルートでおなじみの洞窟へ向かう。洞窟は山の中腹にあるのでバスに乗車、フェリーの到着に合わせて運航されている。随分と険しい山を上り、鬼ヶ島大洞窟前に到着。
洞窟内は今バスに乗ってきた人たちで混雑するため、先に展望台の方へ。島なので当たり前だが、周囲が海に囲まれていてとても良い景色、遠くには瀬戸大橋をみることもできた。
さていよいよ洞窟に潜る。入り口には鴎のアクリルパネルが!、入り口だけでも良い雰囲気ですねぇ。
一歩踏み入れると途端に冷たい空気が!!、これはクールダウンにとてもいい。人工洞窟ではあるものの誰が作ったのかは伝わっておらず、作られた年代も不明...。それで桃太郎伝説の発祥の一つとされたものらしい。坑内はけっこう広く、至る所に鬼たちがいて、一番奥の部屋には鬼の大将もいるなど、なかなか面白い洞窟だった。
帰りはバスには乗らず歩きで下り、女木港へ戻る。ちょうど高松行きのめおんが到着、女木港の防波堤にある おにの灯台 と一緒にお見送り。次の男木島行きのめおんがくるまで、鬼ヶ島 おにの館で休しながら待つ。
時刻は16時40分、本日2度目の男木島上陸。
島バルの閉店時間が迫っているためで急いで移動する。「像と太陽社」でベジミールス(画像左)を、さらに高低差の激しい小道を右往左往しながら「Kattstrumpor」にたどり着き、グラノーラバー(シリアルバー的な)を。暑さが限界で、飲み物を注文してしばらく涼ませてもらった。
最後に「ogijimaゆくる」に戻ってきて、甘いものお菓子詰め合わせを頂いた。午後以降の体調不良のため、食欲がなく半ば押し込む形になってしまったが、普段の調子であれば充分食べきれる量だったかと思う。時刻は18時を過ぎ、熱中症気味となりながらもなんとか島バルを制覇し、ついに男木島灯台ライトアップへ。
男木港のチャーハン販売も終了し撤退作業中、最終の高松行きめおんも出航済み、島内に残ったサマポケ民たちは、続々と灯台へと集結していく......。
灯台に着くと同じタイミングで、ナイトクルージング第一便出航時間(19:30発)の知らせ。第一便勢が優先的に写真撮影を終え、それが終わると第二便勢による灯台前の記念撮影が開始、自分も列に加わる。
列が進むにつれライトアップされた灯台への道が見えてくると、自然と涙....。
順番が近づくと慌ててカメラを準備、スタッフの方に綺麗に撮影していただきました。
明らかに人が多くキャパをオーバーしていますが、皆整然としており大きな混乱はありません。写真撮影が終わってもクルージングの時間が来るまでみんな灯台の近くに残り、思い思いの時間を静かに過ごしおりました。
やがてクルージング第一便の船が灯台に近づくと、皆でキャンドルを掲げお見送りをした。暗くて顔も見えない、名前も知らない、どこから来たのかもわからない、そんな200人近くが集まった男木島灯台だが、そこには確かに一体感が生まれていた。
ぼちぼちクルージング第二便の時間が迫ると、だんだん港へ戻る人が多くなり、自分も流れに乗って港へ帰る。道中はわずかな街灯を頼りに道を進むことになるのだが、危険個所にはスタッフが立って足元を照らしてしてくださっており、安全に移動することができた。
港に着きしばらくするとナイトクルージングの受付が開始、列に並んで少しすると めおん2 が着岸、昼間はずっと男木港にいた、めおんより一回り小さい方の船だ。
スタッフや地元の子供たちに見送られながら出航、静まり返っていた港に、大声の別れの挨拶がこだまする。紬によるアナウンスがはじまるとそれらも落ち着き、船は高松港とは逆方向となる男木島灯台へ。ちなみにアナウンスはナイトクルージング専用の特別仕様だ。
旅の無事を祈るよう光りを放つ男木島灯台に見送られ、高松港へ進路をとる。長かった1日は終わり、今日の、昨日の、大切な思い出を振り返りながら、暗く静かな夜の海を進む。
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やがて船の速度は落ち、紬によるお別れのアナウンスが流れ始めた。放送が終わるとエンディングに「紬の夏休み」。本日2度目の泣きです本当にありがとうございました。
港に到着し下船が始まるが、船の後部では皆それに気づいていない。紬の夏休みが流れるなか、感極まっていたのは自分だけではなかったようだ。乗組員に促されて初めて状況を理解し、名残惜しくも続々と船を降りてゆく。眩しいひと夏の思い出をポケットに詰めて..... 次の日常へと .........。
無事に男木島灯台サマポケ祭りは終了。帰路へ着きます.....。